前回までのあらすじ
仁川グランドハイアットで無事に部屋を抑える出来たカジノ部一行。
豪華な部屋にシャンパン、ステーキ、ふかふかベッド!
シャワーを浴びた島理論うま男と肉まんはいよいよパラダイスシティのカジノフロアに向かうのであった。
はろー!カジノ部部長の島理論うま男です!
今回の記事ではパラダイスシティホテルに向かい、いよいよカジノフロアに突入。
前回の記事はこちら!まだ読んでない人は先に読んでから読み進めるとよいと思います。
26歳の社畜がグランドハイアット仁川のデラックススイートで豪遊した話
そもそも記事読むのめんどくさいわ!という人は動画でも体験レポートがまとまっているので下記から再生どうぞ( ^ω^)
目次
1.パラダイスシティに到着!カジノフロアへと向かう!
グランドハイアット仁川を出ると時刻はもう15時過ぎ。
小綺麗なシャツに着替えた島理論うま男と肉まんはてくてくとパラダイスシティホテルへと向かいます。あっという間にエントランスに到着。
ペガサスを通り過ぎ、かぼちゃを右折してカジノフロアの入り口に到着します。煌びやかな液晶とネオン、しっかりとした身なりのフロアスタッフの人たちがにこやかに迎えてくれます。魔界の入口、地獄の釜の蓋が開きました。
初回の訪問時にはメンバーズカードを作成する必要がありますが、島理論うま男と肉まんはパスポートとメンバーカードを提示しカジノ内へと入場します。
中に入ると、まだ夕方ということもあり、そこまで混み合ってはいません。
内装はこんな感じで韓国カジノ中でもトップクラスの広さです。一番奥にはレストランやバーなどもあり、睡眠以外のすべてがカジノ内で完結するようになっています。
照明もギラギラで時計もなく、ぶっ通しで24時間以上プレイしている人も珍しくありません。
ぐるっと一周見ていくと島理論うま男は頭の中で今日の戦略を組み立て始めました。
予算は30万円、目標金額は10倍、制限時間は約20時間。
まずは喫煙室で一服しながら作戦を練ることにします。
2.喫煙室での作戦会議、今回の立ち回りは…?
心なしか張り詰めた空気の中、私、島理論うま男はキャビンに火をつけるとゆっくりと煙を灰に入れ、いつもより低い声で話し始めました。作戦会議の始まりです。
さて…どうしましょうね。バカラ欲はだいぶ高まってきてますわ。
飯は20時からとかよね?時間も限られてることだし、秒速で200万くらい勝ちたいよな!俺も種目はバカラかなぁ。。。
やはり二人とも種目はバカラで心を決めているようです。カジノゲームの王様、30秒で手元のお金が2倍になる快感には逆らえません。
立ち回りどうします?僕はシステムベットでコツコツ勝ちを積み上げて、勝ち分最後にオールインで目標額まで到達させていこうかと思います。
俺は負けすぎてキレてる中国人富裕層の逆の目に張っていくスタイルで勝たせてもらおうと考えとる。
不ヅキの逆を行け、ですね。
おう、勝つ気しかしないな。チャイナマネーを吸い上げてやるよ!じゃあ、20時にカジノの入口で待ち合わせにしよか!
颯爽と親指を立てて去っていく肉まん。
島理論うま男は「システムベット+オールイン勝負」、肉まんは「不ヅキの中国人富裕層の逆を行く」作戦で勝負に出ます。
3.島理論うま男、システムベットで勝ち額は右肩上がり
基本的に私島理論うま男はシステムベットという、あらかじめ決めたルールに沿ってベット金額の上げ下げをするようにしています。
パチンコやスロットのようにレートが決められていないため、熱くなってしまうとあっという間にすってんてんになってしまうためです。
この記事を読んでくれているカジノデビュー検討組の方は、渡航前に下記のベット方法を読み込んで、どのように立ち回るか決めてから行くことを推奨します。
「必勝法」、「必ず勝てるやり方」というものは存在しませんが、「負けやすい賭け方」は間違いなく存在します。感情のままに行動すると爆死するように出来ているのです。
今回は、最後の大勝負以外はフィボナッチ法の一本鎗で闘いました。連勝の度に一定のルールで賭け額を増やしていくベット方法で、島理論うま男がかなりに気に入っているやり方です。
サイバーエージェントの藤田社長曰く、
冷静に客観的に自己を見つめ、
サイバーエージェント 藤田社長
恐怖心に打ち克ち、惰性を断ち切り、
忍耐を重ねるように取り組むギャンブルは、
まるで精神修行のようです。
とのことですが、本当にその通りです。
島理論うま男は今までカジノで累計500万円以上の勝利を収めていますが、感情のままにベットして良い結果になったことは1度もありません。
バカラテーブルについている最中は心を無にしてチップを積み上げ、最後に浮いた分で脳汁の吹き出す熱い博打を打つ、というのが島理論うま男の目指すスタイルです。
ミニマムベット50,000W(=約5,000円)のバカラテーブルに座った島理論うま男は自身のルールをしっかりと守り、順調にチップを増やしていきます。
結果、15時30分から19時30分の4時間で70回プレイし、30万円の軍資金を48万円まで増やすことに成功しました。
ベット方法は下の記事にまとまっていますが、大負けしづらい代わりに大勝もしづらいベット方法なので4時間で1.6倍は上出来です。
ドリンクバーでコーラをとり、喫煙室にて勝利の一服です。
冷静な立ち回りで得た18万円という現金に島理論うま男もご満悦です。自分の賃金から考えると3週間分の給料が僅か4時間で手に入る。精神をコントロールし、自分の力で勝ち取る、この瞬間がたまらねぇんだ。
少しゆっくりしていると肉まんと約束した集合時間がすぐそこまで迫ってきました。
集合場所であるカジノの入り口に向かうことにします。
4.集合時間になっても肉まんの姿が見えない…嫌な予感…
時刻は19時55分。待ち合わせ場所に肉まんの姿がありません。
(これはおかしい…まさか…)
慌てて肉まんの主戦場であるミニマムベット200,000W(=約20,000円)のバカラテーブルを見に行くと中国人たちが群がってやたらと盛り上がっているテーブルがあります。
ひとつのテーブルには7つの席があるのですが、立ち見している人も10人以上おり、人だかりができています。
近づいていくと…
その輪の中心に座っていたのは肉まんでした。
ちょうどゲームは参加者がベットする状態。にも関わらず、誰もベットしません。
どういうことだ…?と見ていると肉まんがバンカー側にベット。2,000,000W(=約20万円)を賭けているのでなかなかの大勝負です。
その瞬間テーブルの全員が一斉にプレイヤー側にベットしたのです。
これ、その場にいる25人くらいの中国人全員が「肉まんが賭けたほうじゃないほうが来る」と思ってる状況です。
間違いなくここまで肉まんは外しまくっているのでしょう。
罫線に目をやるとプレイヤーのツラ(連続勝利)が8まで伸びていて、バンカーに賭け続けて泥沼状態に突入しているのが容易に想像できます。
50%で当たるはずのものが6回、7回と続けて外れると呼吸が浅くなり、現実味がなくなって一気にお金が溶けていくんです。
喫煙所での作戦会議中、肉まんが言っていた台詞がリフレインします。
負けすぎてキレてる中国人富裕層の逆の目に張っていく
勝つ気しかしないな
チャイナマネーを吸い上げてやるよ!
あれから4時間、肉まんの前にはもうチップはありません。
中国人富裕層たちの豪運にのまれ、ジャパンマネーをチャイナに献上する哀れな養分と化しています。
このゲームでも肉まんの賭けなかったプレイヤー側は8。相当強い数です。肉まんが勝てる確率は10%ほど。
中国人富裕層たちは勝利を確信したのか、ほらな?と言った表情で頷いています。
額に汗を浮かべながらミチミチとカードを絞っていく肉まん。
(あの顔色…間違いなく10万や20万の負けじゃ済んでいない顔だ…)
全員の視線を一身に受け、絞った1枚目は7。
そのまま2枚目の絞りに入ります。賭けた20万円を失わないための条件はエースを出すか2を出すか。紙のように薄い確率です。
ふぅ…と息を吐きだすとゆっくりと絞り始めます。
祈りが通じたのでしょうか、1本足です。2か3確定です。
周りの中国人富裕層たちがざわつきはじめました。
肉まんはトランプの数字を書き換える勢いでテーブルにカードをこすりつけながら縦に絞っていきます。
思わず私、島理論うま男も心の中で必死の応援です。
(がんばれ!がんばれ!つくなー!ぬけろー!!)
※真ん中にマークがなければ2確定ですのでマークがついていないことを祈り、つくな!抜けろ!と言ったりします。
すると、突然ギャラリーたちから声が上がり始めます。
ティンガー!!!ティンガー!!!
(訳:つけー!3になれ!!3!!!)
ティンガー!!
(訳:抜けるなー!!3こい!!!)
〇×△!!ティンガー!!
(訳:2来るなー!!つけー!!)
自分たちの勝利を願うあまり、呼び込みを始めました。
これ、滅茶苦茶マナー違反です。自分と違う方に賭けている人がいるのに、その人が負けるように願う発言なんて(心の中ではどう思おうと勝手ですが)言語道断です。
(舐めるなよ…!日本人を!!)
抜けろ!!チョイヤー!!!
中国人たちに聞こえるように大声でつくなー!と呼び込みます。ざわつく中国人グループ。
肉まんが驚いたように目線を上げます。
(うま男…!ありがとう!俺、やったるわ、任せとけ!)
熱い友情に胸が詰まります。余計な言葉はいらない。あるのは前進、勝利のみ!
絞り切った肉まんは微笑むとカードをディーラーに投げます。
あの表情、間違いない!抜けたんや!!おめでとう、肉まん!
………
……
…
3
3
3じゃん!!!
1分で20万円失った肉まんはゆっくりと席を立ち、島理論うま男のところに来ると一言。
飯、食うか。
そ、そうですね。
5.次回予告
開始4時間で18万円増えた島理論うま男と40万失った肉まん。
パラダイスシティ名物の豪華絢爛バイキングを楽しみながら作戦を練る二人。
欲望と悲しみの交差する仁川で最後の戦いが始まる。
次回、「On the Plateのビュッフェで一番美味しいのはなんだかんだ言って蟹。」
カジノ部一行の最後の勝負も見逃すな!
~続きはこちら~
いよいよ熱い夜も終盤戦、ここまで育て上げてきた勝ち分をオールインする島理論うま男。
手取り三か月分の灼熱の一発ベットを見逃すな!
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